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2003年03月09日(日) 03時31分

<恐喝>自動車整備学校教員、無理な課題で学生に現金要求 仙台毎日新聞

 「リポート860枚書けなければ、2万円よこせ」——。仙台市青葉区の赤門自動車整備専門学校(学生数約870人、国分活妙校長)の男性教員(44)が01〜02年、自分の授業を休んだ学生に無理な課題を出して、金品を巻き上げていたことが、8日分かった。要求された学生は15人以上、被害額は現金だけで計10万円以上とみられる。学生の被害相談を受けた仙台中央署は、恐喝の疑いもあるとみて同校などから事情を聴いた。同校は教員を懲戒免職にした。

 関係者によると、教員は燃料油脂の担当。▽01年7月の夏休み前▽同12月の冬休み前▽02年3月の春休み前の3回、欠席した学生に対し、教科書の内容をまとめるなどのリポート30〜860枚を提出するよう指示。リポートをなくしたり枚数を減らす代わりに、1人1回現金1万円程度や、たばこやウイスキー、ビール券などを受け取っていたという。

 教員が要求したリポートは、学生によって欠席1回当たり10〜80枚程度。▽約10回休んだ学生に860枚を課して2万円を要求し、親が学校に連絡すると70枚に減らした▽約5回休んだ学生に150枚を課し1万円渡すとリポートなし——など、要求・対応はバラバラだったという。

 同校によると、今年1月、告発の投書を受けて調査。教員が「最初は学生から(金品でリポートを減らすよう)頼まれたが、次第に自分から要求するようになった」と認めたため、金品を学生に返すよう命じた。仙台中央署は2月末、学校から事情を聴き「学校で解決するように」と指示。同校は3月3日に教員を懲戒免職処分にした。

 国分校長は「あってはならないこと。被害学生の家庭におわびの手紙を出した。再発防止に努めたい」と話した。 【石川貴教】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030309-00000094-mai-soci

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