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2003年03月07日(金) 09時26分

旧商工ファンドが手形訴訟乱発、東京地裁が自粛要請読売新聞

 商工ローン大手の旧商工ファンド(現SFCG)が債権回収に手形訴訟を乱発していた問題で、東京地裁が「手形訴訟の趣旨から逸脱している」として、同社に提訴を自粛するよう、異例の要請を行っていたことがわかった。被害対策弁護団は7日、全国の裁判所で同様の措置をとるよう最高裁に申し入れる。

 手形訴訟は、その受取人が迅速に支払いを受けられることを目的とした略式手続きで、書面審理で手形が真正と確認されれば、その振出人に支払いが命じられる。旧商工ファンドは、借用証書の代わりに債務者に手形を振り出させた上、訴訟を起こしては取り立てを行うケースが多かった。4年前に商工ローンの過酷な取り立てが問題化した際、対策弁護団は「訴訟乱発は裁判制度の悪用」として、最高裁などに調査を要請した経緯がある。東京地裁によると、旧商工ファンドによる手形訴訟は一時、減少傾向にあったが、昨年は前年の7倍超となる約1500件に急増。手形訴訟を専門に扱う民事7部が受け付けた同訴訟の8割を占めたため、同部は昨年11月、旧商工ファンドに自粛を要請し、同社も了承したという。

 SFCGは「貸金請求訴訟もできるので、了承したが、今後、手形訴訟をまったく起こさない訳ではない」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030307-00000501-yom-soci

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