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2003年03月07日(金) 16時04分

医薬品:優先審査制度に専門家の意見を イレッサ受け厚労省毎日新聞


 医薬品の優先審査制度の適用を受け、スピード承認された抗がん剤「イレッサ」(一般名・ゲフィチニブ)の副作用問題などを踏まえ、厚生労働省は4月から、優先審査の対象薬を決める際、外部の専門家の意見を聞く方針を決めた。これまでは同省医薬局が単独で決定していたが、透明性を高めるのが狙い。坂口力厚労相が7日の閣議後会見で明らかにした。

 優先審査は緊急性の高い医薬品を早く使えるようにするための制度で、93年の薬事法改正で導入された。重い病気の治療薬で、既存医薬品に比べ有効性・安全性が優れていることなどが適用条件。

 イレッサの問題などで優先審査の対象とする薬の決定過程が不透明との指摘がなされたため、同省は4月から厚労相の諮問機関である薬事・食品衛生審議会の専門委員から意見を聞くことにした。具体的には、製薬会社から申請があった医薬品ごとに、同省が適切な委員を複数選んで意見を聞き、同審議会の部会の了承を得たうえで優先審査すべきかを決める。

 イレッサは昨年7月、5カ月余りの審査で承認された。国内の使用患者は1月末で約2万4000人。このうち473人に間質性肺炎などの副作用が起き、173人が死亡している。 【須山勉】

[毎日新聞3月7日] ( 2003-03-07-16:04 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030307k0000e040099001c.html

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