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2003年03月06日(木) 15時34分

不正アクセス:他人の暗証番号使い現金詐取 警視庁、2人逮捕毎日新聞


 警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと中央署は6日、不正に入手した他人の暗証番号を使って銀行のインターネットバンキングにアクセスし、架空の銀行口座に計1600万円を振り込ませて引き出したとして、川崎市宮前区土橋1、元大手金融機関系シンクタンク社員、羽片光(はかたこう)(35)と東京都文京区大塚6、会社員、中橋悟朗(27)の両容疑者を不正アクセス禁止法違反と電算機使用詐欺などの疑いで逮捕した、と発表した。

 羽片容疑者は、パソコンに入力した記録を後に取り出せる「キーロガー」と呼ばれるソフトをあらかじめ都内のインターネット喫茶店などのパソコンに仕掛け、被害者らが利用した後に暗証番号などのデータを入手していた。719件の銀行口座や証券会社のネット取引の個人情報を取得していたといい、警視庁は余罪を追及するとともに、インターネット喫茶などのパソコンを使った金融取引について注意を呼びかけている。

 調べでは、羽片容疑者は昨年9月18日、渋谷区の喫茶店のパソコンで、銀行のインターネットバンキングに接続し、都内の自営業の男性(43)ら5人の暗証番号などを入力して計1651万5000円を、別の銀行に作った架空名義の4口座に送金させ、CD(現金自動支払機)から現金1600万円を引き出した疑い。

 中橋容疑者はアルバイトで便利屋をしており、羽片容疑者から依頼を受けて、預金を引き出していた。羽片容疑者は新宿、上野などのインターネット喫茶店のパソコンにキーロガーを仕掛け、2、3週間ごとに回収に回っていたという。「手当たり次第にしかけて、数え切れないほどの個人情報を入手した」と話している。 【竹中拓実】

[毎日新聞3月6日] ( 2003-03-06-15:34 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030306k0000e040061001c.html

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