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2003年03月06日(木) 00時00分

10倍量の抗がん剤投与ミスで書類送検福井県立病院の医師と薬剤師を書類送検ZAKZAK

 福井署は6日、がん治療で入院していた男性患者=当時(75)=に、誤って予定量の10倍の抗がん剤を投与し死亡させたとして、業務上過失致死の疑いで、福井県立病院(福井市)の泌尿器科医師(54)と、抗がん剤を調合した薬剤師(35)を書類送検した。

 調べでは、薬剤師は2000年6月1日、抗がん剤5ミリグラムを投与する予定の患者に、誤って50ミリグラムを調合。医師は患者にそのまま投与し、約1カ月半後に多臓器不全で死亡させた疑い。患者は同年5月中旬から入院していた。

 医師が医薬指示書に判読しにくい文字を記入したため、看護師が5ミリグラムを50ミリグラムと誤読し、薬局に持ち込む書類に転記。薬剤師は異常に気付くべきだったのに50ミリグラムを調合し、医師も投与の際、指示書の内容通りに調合されているか最終確認を怠った。

 福井県立病院は、投与ミスにより患者を死亡させたことを認め、県が01年10月、患者側に2500万円を支払うことで示談が成立した。

 同病院の木谷栄一院長は「2度と同じ事故を起こさないよう、安全管理を徹底し、信頼される医療の提供に努める」とのコメントを出した。

ZAKZAK 2003/03/06

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_03/2t2003030628.html

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