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2003年03月04日(火) 11時54分

医療ミス:高周波針を心臓に、栃木・自治医大病院 県警が聴取毎日新聞


 栃木県南河内町の自治医科大学付属病院(布施勝生病院長)で昨年9月、同県真岡市内に住む肝臓がんの女性患者(69)が、高周波焼灼(しゃく)療法と呼ばれる手術を受けた際、高周波を出す針が患部を越えて心臓に達し、失血死していたことが4日、分かった。病院側は医療ミスを認め、今月2日、遺族側に示談金を支払うことで合意したという。県警は執刀医を業務上過失致死の疑いで事情聴取し、立件を視野に入れ捜査している。

 同病院によると、女性は昨年9月26日午前9時ごろから内視鏡部の50代の医師の手術を受けたが、約1時間後に容体が急変し、同日午後2時すぎに死亡した。病理解剖で不審な点があったため同病院は石橋署に届け出。司法解剖の結果、死因は横隔膜と心臓に穴が開いたことによる失血死と判明した。

 高周波焼灼療法は長さ約20〜30センチ(直径約2〜3ミリ)の針を患部のがんに刺し、針の先端から高周波を直接がん細胞に当てて破壊する。執刀医はこの療法のベテランだという。 【鈴木玲子】

[毎日新聞3月4日] ( 2003-03-04-11:54 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030304k0000e040054000c.html

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