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2003年03月03日(月) 20時56分

レジオネラ菌 安全対策強化  京滋の公衆浴場や温泉施設京都新聞

 昨夏に宮崎県の温泉施設で起きたレジオネラ菌の集団感染を受けて、京滋の公衆浴場(銭湯)や温泉施設で対策が進んでいる。京都市内の銭湯の約半数は、新たに消毒に欠かせない塩素の残留量の測定装置を購入した。水質検査を増やしたり、塩素の自動注入機を新設するなどの温泉施設も出ている。京都府は2月から約1300施設を対象に緊急予防講習会を順次開き、安全対策を強めている。

 京阪三条に近い左京区の銭湯「孫橋湯」は1月、浴槽の湯の残留塩素量を測る簡易装置を購入した。最低1日1回、塩素濃度が予防に適当な1リットル中0・4ミリグラム程度かを確認している。経営者の辻義博さん(52)は「塩素は入れ過ぎると、かえって臭いでお客さんが嫌がる。目分量より確実で安全PRにもなる」とメリットを強調する。

 ▽経営者同士が勉強会

 京都市内に約270軒ある銭湯では、昨年末から1−3万円ほどの簡易装置を導入する動きが盛んだ。すでに左京、東山、山科、伏見、北、南の各行政区で、すべての銭湯が装置を一斉購入した。残りの行政区でも順次導入する予定だ。経営者同士が勉強会を開き、配管内の適切な清掃方法なども話し合っている。

 府内の銭湯経営者で組織する府公衆浴場業生活衛生同業組合の小中晃司理事長(65)は「銭湯利用者は毎年減り続け、資金調達も大変だが、1軒でも問題が起きたら、京都すべての銭湯の信用が失墜する。抵抗力の弱い高齢者の利用も多いので、経験則だけでなく科学的方法の安全策を徹底させる」と気を引き締める。

 ▽利用者からの問い合わせも

 スーパー銭湯と呼ばれる大型入浴施設でも、利用者からの問い合わせもあり、対応に力を注ぐ。1日2000人の利用がある伏見区の「力の湯」では、レジオネラ菌や大腸菌などの水質検査を専門業者に依頼して毎月実施し、3月から結果を掲示する。西京区の「仁左衛門の湯」でも昨年末に検査回数の倍増を決めた。滋賀県では志賀町立の温泉保養交流施設「比良とぴあ」が130万円をかけて塩素の自動注入装置を昨年12月に設置した。

 レジオネラ菌は、菌が付着した水滴を吸い込むことで感染し、発熱や肺炎を引き起こす。昨年7月には宮崎県日向市の入浴施設で7人が死亡した。厚生労働省が1月末にまとめた調査では、危険性の高い循環式ろ過装置やジェット噴射装置などを使用している大型入浴施設のうち、調査した全国17400施設の17%で同菌を検出した。

 府内でも銭湯や大型入浴施設の多くが循環式ろ過装置を使っているとされ、府や京都市は立ち入り検査で残留塩素量など自主管理記録の作成を含めた衛生管理の徹底を指導している。府は2月から府内8カ所で銭湯や旅館関係者などを対象に緊急予防講習会を順次開いており、京都市内では3日に中京区のハートピア京都で開いた。「施設が知識を持って対応すれば必ず防げる。ただ、利用者側にも掛かり湯の徹底など浴槽を汚さないマナー向上が必要」(府生活衛生課)としている。

(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030303-00000072-kyt-kin

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