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2003年03月01日(土) 03時05分

オウム・松本被告に死刑求刑へ 4月24日論告合意朝日新聞

 地下鉄・松本両サリン事件など13事件で27人を死亡させたとして、殺人罪などに問われているオウム真理教の元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(47)の裁判の進行について、東京地裁と東京地検、弁護団は28日、三者協議を開き、4月24日にも検察側による論告・求刑を行うことで合意した。これを受けて東京地検は、松本被告に死刑を求刑する方針を最終的に固めた模様だ。

 28日の公判で、弁護側の証人として採用された12人の尋問がすべて終わり、検察側は「一連のテロの首謀者」などとする立証が揺るがないとの判断に達したとみられる。

 次回期日の3月13日からは被告人質問が行われる。しかし、弁護側は今も松本被告と意思疎通ができておらず、3回ほどの公判で被告人質問を試みて応じる様子がなければ打ち切られる見通し。4月24日にも検察側の論告・求刑が行われるのは、こうした事態を織り込んでのことだ。

 松本被告は97年4月に意見陳述し、化学剤VXによる男性の襲撃について、殺人未遂罪ではなく傷害罪にあたると述べ、それ以外は無罪を主張。98年1月にも罪状認否をしたが、その後は自分の法廷で話すことはなかった。検察側は、いずれの事件でも「共謀共同正犯にあたる」と主張。改正刑事訴訟法に基づく被害者・遺族約10人の意見陳述が3月末に予定されており、その処罰感情の強さを踏まえて求刑する模様だ。

 96年4月に始まった公判は、28日で250回を数えた。(03:04)

http://www.asahi.com/national/update/0301/004.html

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