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2003年02月26日(水) 03時01分

オウム真理教:松本被告 3月供述せぬ場合4月24日にも求刑毎日新聞


 オウム真理教(アーレフに改称)の松本智津夫(麻原彰晃)被告(47)の公判をめぐり、東京地裁、東京地検、国選弁護団の3者が、3月13日(第251回公判)に初の被告人質問を行う方向で協議していることが分かった。松本被告が何も話さなければ、4月24日の公判で、検察側が論告求刑を行う見通しだ。「教祖の法廷」は96年4月の初公判から7年を経て、大きな節目を迎える。

 松本被告の公判は今月、証人尋問がすべて終わり、弁護側反証が事実上終了する。

 松本被告は、97年4月の第34回公判で意見陳述し、ほとんどの事件で無罪を主張したが、その後は沈黙している。接見にも事実上応じておらず、弁護団は松本被告との意思疎通ができていない。このため、被告人質問は実現しないとの見方が有力になっている。

 弁護団は「松本被告が被告人質問に応じなくても粘り強く説得したい」としており、裁判所も3回程度なら説得を認める意向を非公式に示している。このため、被告人質問が実現しなければ、4月上旬に被害者が意見陳述を行い、証拠調べが終了する見通しだ。検察側は4月24日に論告求刑する方向で準備を進めている。

 一方、弁護側は「最終弁論の準備には、論告から半年は必要」と主張している。裁判所が最終弁論の準備期間をどの程度認めるかが焦点になるが、判決は今年末か来年初めに言い渡される公算が大きい。 【森本英彦】

[毎日新聞2月26日] ( 2003-02-26-03:01 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030226k0000m040161000c.html

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