悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年02月26日(水) 03時01分

海外製邦楽CDに「輸入権」読売新聞

if(!document.img){ var axel = Math.random() + ""; var ord = axel * 10000000000000; document.write('');}

 経済産業省は25日、海外で生産された日本の歌手やバンドらの邦楽CD(コンパクトディスク)を日本に逆輸入する際、その著作権・著作隣接権を保有する歌手や作曲家、レコード会社など制作者の許諾を義務付ける「輸入権」制度を導入する検討に入った。

 制作者は音楽CDの輸入業者から輸入権料を徴収できるようにするとともに、許諾なしで輸入・販売した業者には罰則を科す方針だ。

 「輸入権」制度を検討するのは、アジアなどコストが安い地域で生産された音楽CDが、現地で販売されるだけでなく、国内にも流入して安値で売られ、制作者の収入や制作費の確保に悪影響が出ているためだ。格安品の逆流に歯止めをかけることを狙っている。

 経産省は今春にも研究会をスタートさせ、輸入権を確立する新法の制定か著作権法改正を検討し、2004年度の施行を目指す。

 輸入権とは、海外で正規に許可(ライセンス供与)を受けて生産された音楽CDやビデオ、ゲームなどの著作物の制作者が、国内への逆輸入を認める見返りに一定の料金などを得ることができる権利を指す。

 内外価格差を利用した逆輸入によって制作者の利益が損なわれるのを防ぐために、米国や欧州連合(EU)諸国などが音楽や映画などの業界に認めている。

 日本の音楽はアジア各国の若者らに人気があり、日本の音楽業界にとってもアジアでのCD生産・販売は大きな収入源だ。しかし、最近は、これらの国で生産されたCDが逆輸入され、日本レコード協会によると、日本で定価3000円のCDアルバムが台湾や香港などアジアから逆輸入され、発売日前後に2000円程度で販売されているケースがあるという。ただ、「輸入権は貿易自由化の流れに逆行する」として、産業界でも導入には賛否両論ある。

(2月26日03:01)

http://www.yomiuri.co.jp/02/20030226it01.htm

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ