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2003年02月22日(土) 07時04分

詐欺容疑摘発仙台のコンサル 「経費足りぬ」と追加要求河北新報

 投資仲介ビジネスをめぐって詐欺容疑で告訴され、仙台中央署の家宅捜索を受けた仙台市の経営コンサルタント会社「イースタンパシフィックキャピタルマネージメント」=飯田実社長(59)=が昨年10月下旬以降、投資を進めるための経費が足りないとして、投資を申し込んだ数社に対し、追加の経費支払いを要求していたことが21日、関係者の話で分かった。大半の企業は経費の領収書が示されなかったため支払いを拒否したが、再度経費を払った企業もある。



 複数の関係者によると、イースタン社は昨年10月21日から数日間、仙台市青葉区のホテルで米国人投資家との「面接会」を開催し、投資を申し込んだ数社を個別に呼び出した。

 その際「手続きを進めるため見込み以上に金が掛かった。不足した分は当社で立て替えている」と説明。米国の弁護士費用などの名目で数十万円の追加払いを要求した。企業側は領収書などの提示を求めたが、イースタン社は「領収書はない」と回答した。



 さらに投資金の振り込み用にイースタン社が開設した銀行口座に「投資家を信用させるため、もっと残高を増やす必要がある」などとして、数十万円の入金を指示した。経費の不足分と合わせて100万円の支払いを求められた企業もある。

 投資実行日を指定されたが3年余り先送りされたままの企業も含まれ、大半の企業は「領収書も一切示されない上に、今になって経費が足りないというのはつじつまが合わない」などと反発、支払いに応じなかった。しかし、一部企業は「多額の経費を既に支出済みで、投資話を信用するしかない」と要求通りに数十万円を払ったという。



 イースタン社の投資仲介ビジネスをめぐっては、仙台中央署が20日、一部企業の告訴に基づき、詐欺容疑で仙台市青葉区中央2丁目の事務所など数カ所を家宅捜索し、書類などを押収した。

[河北新報 2003年02月22日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030222-00000008-khk-toh

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