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2003年02月22日(土) 11時14分
抗菌グッズの国際標準提案へ 経産省が支援（朝日新聞）経済産業省は、台所・風呂用品や家電製品などの表面の細菌増殖を抑える抗菌加工技術で、日本標準を国際化するため、業界の支援に乗り出す。日本企業が需要の伸びる欧州や中国などで抗菌製品や抗菌剤の販売を拡大するには、日本発の世界標準をつくる必要があると判断した。日本が今秋にも国際標準化機構（ＩＳＯ）に提案するのは、日本企業が得意とする銀など無機系の薬剤を使った抗菌加工技術。繊維以外の製品に幅広く使われている。国内では００年１２月に抗菌効果の試験方法が日本工業規格（ＪＩＳ）に定められた。住宅設備や家電など関連メーカーでつくる抗菌製品技術協議会がＩＳＯ準備委員会を設け、ＪＩＳをもとに国際標準案をつくる。経産省は０３年度予算で、実験や海外市場調査などの費用を補助する方針だ。 経産省は９８年、抗菌の定義や消費者に伝える情報内容を定めた「抗菌加工製品ガイドライン」をつくった。これを受け、住宅設備や家電など１０業界団体が効果や安全性の自主ルールを策定済みで、３団体が独自の認定マークを定めている。世界で最も早く規格化を進め、海外からも問い合わせが多いため、ＩＳＯで主導権を狙うことにした。 (06:38) |