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2003年02月21日(金) 00時00分

 HPでペット引き取ると偽り転売か 愛護団体が警鐘神戸新聞

 飼えなくなったペットの新しい飼い主を探すインターネットのホームページ(HP)で、善意を装って犬や猫をだまし取る被害が増えている。複数の名前を使い分け、ペットを引き取ると連絡が取れなくなるケースが多く、動物愛護団体は「実験や繁殖用に転売している可能性が高い」として注意を呼び掛けている。(村田壮一)

 大阪市内の女性は昨年十一月初旬、ペット譲渡のHPで知り合った同市内の男性に、終生飼い続ける約束で猫を譲った。

 その直後に男性と連絡が取れなくなったため、動物保護啓発団体「プラーナ」(神戸市、岡居璃叡代表)に相談。猫の返却を求める配達証明付きの文書を郵送すると、男性から「猫は逃がしてしまった」という電話がかかってきた。

 同団体によると、この男性と同じ電話番号で別名の人物が十一月下旬、やはりHP上で猫を引き取ろうとしていたという。岡居代表は「男性の自宅とされるマンションはペット飼育が禁止されている。飼う以外の目的で猫を集めている可能性が高い」と言う。

 同団体は、昨年五月からペットの引取先を探している人に、不審な人物への注意喚起と、情報提供を求めるメールを送る活動を開始。

 これまでに、携帯電話の番号しか教えず直接会うことを嫌がる▽ペット専用の宅配便を利用するよう求める▽「雑種でなければ、どんな種類でも何匹でも引き取る」と言って純血種を集める—などのケースについて情報が寄せられた。

 岡居代表は「動物を引き渡す前に必ず相手の家を訪ね、飼う意思と環境を確認する。さらに『他人に譲渡しない』などの契約書を交わすことが必要。もうけ目的の人物なら、その過程であきらめるはず」と話している。プラーナTEL078・302・5255

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/030221ke97270.html

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