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2003年02月21日(金) 12時08分

問題サイトのアクセス遮断、無害なサイトにも影響必至ZDNet

 Webの世界では1つのIPアドレスで多数のドメインをホスティングすることが一般的になっており、ポルノや政治活動、ギャンブル関連サイトなどのインターネットアドレスを制限しようとすれば、問題のないサイトまでアクセスできなくなってしまう可能性がある——。ハーバード大学Berkman Centerがこのほど、こんな研究を発表した。

 世界各国や米国の各州では、他の国や州では合法でも自分の国や州では非合法となるWebサイトを制限する手法について検討を行っている。

 HTTPはオリジナル版では各Webサイトがそれぞれのインターネットアドレスを保有することを定めており、これは例えば206.16.0.136というIPアドレスに「News.com」のようなドメイン名が割り当てられていることが前提だった。しかしアドレスの不足が見込まれることに対応して1999年、HTTP 1.1では各IPアドレスが任意のWebドメインをホスティングすることを認めた。

 しかし、現在のインターネット技術では、インターネットサービス/バックボーンプロバイダーによるサイトの遮断はIPアドレスによってしかできず、ドメイン(URL)による遮断はできない。

 Edelman氏の研究によれば、WebサイトのIPアドレス共有は一般的に行われるようになっており、遮断によって言論の自由の問題が生じるのは必至。例えばYahoo!は1つのアドレスで7万4000のWebサイトをホスティングしており、Tucows.comは1つのアドレスを6万8000のドメインに使用している。また、Namezero.comは5万6000のドメインを1つのアドレスに依存。「有効なドメイン名のうち85%以上が、1つあるいは複数のドメインとの間でWebサーバを共有している」と研究報告は指摘している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030221-00000021-zdn-sci

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