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2003年02月20日(木) 00時14分

<東京ドーム>巨人戦で不法転売の暴力団組長を逮捕 警視庁毎日新聞

 東京ドーム(東京都文京区)のプロ野球巨人—阪神戦の外野席を、警備員や応援団と結託して不法に占拠し、客を座らせていたとして警視庁暴力団対策課などは19日、千葉市中央区春日2、暴力団姉ケ崎連合会系組長、尾崎和也(56)▽板橋区中丸町、飲食業、加藤慎一(32)▽千葉県我孫子市日秀、警備会社社員、宮本幸広(33)ら5容疑者を都迷惑防止条例違反容疑で逮捕した。加藤容疑者は読売巨人軍の私設応援団としては最大規模の「巨人外野応援団」のリーダーで、宮本容疑者はドームの25番ゲートで警備を担当していた。

 調べでは、尾崎容疑者は、旅行代理店から昨年7月6日の同カードの外野席(大人1200円)50人分のチケットの手配を1人8000円で請け負い、40万円を受け取った。尾崎容疑者は、加藤容疑者に15万円を渡して座席の確保を依頼。加藤容疑者はビニールシートで覆うなどして40席(32万円)を不正に確保し、ツアー客ら40人に提供した疑い。ツアー客は旅行費用12500円を支払っていた。

 加藤容疑者は宮本容疑者が警備する25番ゲートから無料で入場し、座席を占拠していた。

 尾崎容疑者らは容疑を認めているといい、昨年の巨人—阪神戦だけで3〜4回行ったという。

 読売新聞東京本社広報部は「一部応援団が大量に座席取りし、転売しているのが確認されたので主催者として告発しました。違法グループの横行を許したことをファンのみなさんにおわびします。今シーズンからは外野席を全席指定とし、再発防止に万全を期す」とコメントしている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030220-00000129-mai-soci

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