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2003年02月20日(木) 18時53分
内職商法事件 井本容疑者の指導、詳細に−−仙台地裁でグループ企業初公判 ／宮城（毎日新聞）「テープ起こし」などの内職商法事件で、１９日に詐欺、特定商取引法違反容疑で再逮捕された経営コンサルタント会社「起業家情報センター」社長、井本剛司容疑者（３０）が果たしていた主導的役割が、同日開かれたグループ企業代表らの初公判でも明らかになった。仙台地裁（畑中英明裁判官）の初公判で、同罪に問われたグループ企業の一つ、教材販売会社「キャリアリンク」（東京）代表の渋谷隆被告（３８）＝東京都台東区＝ら３被告は、いずれも起訴事実を認めた。 検察側は冒頭陳述で井本容疑者の役割を強調。「内職用研修教材販売をしていた渋谷被告が９７年２月ごろ、経営について相談すると、井本容疑者が『研修の難度が高く１０段階に分けたテープ起こしの研修を行えば、中途脱落者が増える』と提案した」と指摘。 また「顧客から合格率の問い合わせが増えた渋谷被告が相談すると、井本容疑者は『６０〜７０％と答えるように』と答えた。経済産業省に報告した合格率は０・１５％だった」と述べた。【石川貴教、棚部秀行】（毎日新聞） |