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2003年02月19日(水) 00時00分

県内悪質商法相談急増02年3484件東奥日報

 県警が二〇〇二年一年間に受理した警察安全相談は一万三千五百六十三件で、前年より千五百四十件増加した。内訳を見ると、一昨年末から顕著になったヤミ金融など金銭トラブルに関する相談が目立って増加したのをはじめ、悪質商法に関する相談が前年の三倍以上に増えた。県警警察安全相談室は「おかしいと感じたことや悩みがあったら、気軽に相談して」と話している。

 昨年の警察安全相談は、県警本部での受理が前年比14%増の三千九十七件、県内二十署で受け付けたものが同19%増の一万四百六十六件だった。

 内容別では防犯関係の相談が突出して多く、対前年比150%増の七千百二十一件。中でも悪質商法に関する相談が三千四百八十四件と五割近くを占め、前年の三・四倍まで膨れ上がった。不特定多数を対象に出会い系サイト利用料金などの架空請求する商法が頻発したことが一因。

 さらに、金銭トラブルの相談も激増した。無登録の「090金融」や、ダイレクトメールで借金を勧誘する、いわゆるヤミ金融の被害相談が爆発的に増え、「相談受理状況が〇一年とは一変した」(同相談室)という。相談総数は対前年220%増の千九百六件だった。

 処理状況は、全相談件数の八割に当たる一万一千件余りが、警察官の助言・指導により「解決」した。他機関窓口への「引き継ぎ」は四百件ほどだった。

 相談をきっかけに事件化したのは、自動車を担保とした貸金業者の詐欺事件摘発など、四十四件に上った。

 小鹿輝夫同相談室長は「金銭トラブルの相談者は、相談に来た段階で、離婚や退職、家出などの状況に追い込まれている人が目立つ。この現状を十分に認識し、低利融資などの甘言に乗らないようにしてほしい。不審に感じたら早めに相談して」と話している。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/0219/nto0219_14.html

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