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2003年02月18日(火) 03時21分

<歌舞伎町火災>店舗経営者ら6人逮捕へ 防災不備で警視庁毎日新聞

 44人が死亡した01年9月の東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビル「明星56ビル」火災で、警視庁新宿署捜査本部は、ビル所有会社「久留米興産」(千代田区)や死者を出した3、4階店舗の経営者ら計6人について17日、業務上過失致死傷容疑で逮捕状を取った。18日にも逮捕する。唯一の避難路である屋内階段に大量の荷物を置いたり、両店舗の防火戸を閉まらない状態に放置したことなど、複数の重大な防災上の不備が被害拡大につながったと判断。出火原因は放火とみられるが、ビル側の管理態勢についても刑事責任を追及する。

 逮捕状を取ったのは、久留米興産の実質的経営者の瀬川重雄(60)、社長の山田一夫(50)両容疑者ら3人▽3階マージャン店「一休」の実質的経営者(42)ら2人▽4階飲食店「スーパールーズ」の経営者(29)。

 この火災は01年9月1日午前0時50分ごろ、同ビル3階エレベーターホール付近で出火。3、4階店舗にいた客、従業員ら計44人が死亡した。大量の煙が一気に両店舗内に流入し、ほとんどが一酸化炭素中毒死だった。

 これまでの調べで、両階の防火戸はガムテープやプラカードで閉まらないようになっており、3階から4階ホールにかけて39種類の荷物が放置されていたことが判明。荷物で階段は避難路として使えず、防火戸閉鎖の妨げにもなっていた。また燃焼実験から、荷物が有毒ガス発生と延焼拡大を招いたことも分かった。

 東京消防庁は99年10月の立ち入り検査で同ビルに階段の荷物放置を含む8項目の消防法違反を指摘したが、ほとんど改善されなかった。 【草野和彦、川辺康広、長谷川豊】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030218-00000153-mai-soci

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