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2003年02月18日(火) 16時15分

食品の表示、賞味期限に統一 「品質保持期限」は廃止へ朝日新聞

 厚生労働省と農水省の審議会「食品表示共同会議」(座長・丸井英二順天堂大教授)は18日、同じ意味で使われながら両省の法律で別々になっている食品の期限表示について、「品質保持期限」を廃止し「賞味期限」に統一することで合意した。消費者団体などからの「わかりにくい」との批判に配慮した。両省は用語の定義を詰めるなどした上で近く省令・告示を改正、2年後をめどに実施する。

 ハムやチーズ、レトルト食品や缶詰などの加工食品に多い期限表示は、国際的な整合性を図る観点などから製造年月日表示に代わって97年から義務づけられた。比較的長持ちする食品の品質を十分保持できる期限として、厚労省所管の食品衛生法が「品質保持期限」、農水省所管のJAS(日本農林規格)法が「賞味期限」を定め、互いにどちらを使ってもいいとしているため、二つの表示が店頭で混在する状態が続いている。弁当や総菜など劣化しやすい食品の安全性を保証する「消費期限」はもともと両法で共通しており、今後も使用される。

 昨年相次いだ偽装表示問題を受け両省が共同会議を設置して検討。「賞味期限」の方が消費者になじみがある▽文字数が少なく表示しやすい、などの理由から支持する意見が大勢を占めた。新語を模索する意見も出たが、最終的に「賞味期限」とすることで一致した。

 厚労省が昨年12月から今年1月にかけ関係41団体を通じ実施した実態調査では、ハムなどの食肉加工品、乳製品、食品添加物、香料、チーズなどは「品質保持期限」が多く使用されている。一方、缶詰、めん類、卵などは「賞味期限」がほとんどだ。(16:15)

http://www.asahi.com/business/update/0218/080.html

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