悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年02月15日(土) 07時06分

カキ偽装問題 仲買関係者から聴取 住吉屋告発で石巻署河北新報

 韓国産カキの宮城産への偽装問題をめぐり、景品表示法に基づく立ち入り検査を拒否したなどとして、カキ仲買大手「住吉屋」と関連会社「マルスミ水産食品」(ともに本社石巻市)が宮城県から告発された事件で、石巻署は14日までに、宮城県内のカキ仲買業界関係者らから事情を聴いた。両社の仕入れルートを確認するのが目的とみられる。石巻署は近く、両社の取引先などからも直接事情を聴く方針。



 韓国産カキの流通・販売に関する県の調査で、住吉屋側と山口県の輸入商社を結ぶ流通ルートが浮上。宮城県内の運送業者が県内でカキを積み替え、住吉屋側に運んだことも判明した。

 しかし、このルートの関係者はいずれも県の調査を拒否しており、捜査は商社と運送業者の取引実態の解明が焦点になっている。



 石巻署は複数の仲買業界関係者らから商社、運送業者双方の取引を中心に、韓国産カキの国内流通・販売の実態について詳しく聴いた。同署は県から提供された関係資料と照合するなど、慎重に捜査を進めている。

 告発状によると、県は昨年12月19日までに計3回、住吉屋とマルスミ水産食品に対し、景表法に基づく立ち入り検査の受け入れを求めたが、マルスミ水産食品はほとんどの検査を拒否。住吉屋も検査の大半を拒んだ上に「韓国産カキを扱った事実はない」などと虚偽の回答をした疑い。



 県の調査で両社は2001年9月から昨年3月までの間に、少なくとも約103トンの韓国産カキを仕入れ、産地を偽装して販売した疑いが強まったため、県は立ち入り検査の受け入れを求めた。

 両社の猪又武社長(52)も告発の対象となった。告発状は先月16日に提出され、受理された。

[河北新報 2003年02月15日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030215-00000011-khk-toh

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ