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2003年02月14日(金) 00時00分

大手銀また手数料攻勢 両替機も有料に 東京三菱17日から、三井住友も検討 東京新聞

 大手銀行が、従来は無料だった「一万円札を千円札に」といった両替機の利用サービスの有料化に踏み出す。金融庁から収益力の向上を求められている銀行だが、土曜日の現金自動預払機(ATM)の利用に次ぐ有料化措置で、利用者からの風当たりは一層強まりそうだ。

 東京三菱銀行は今月十七日から、一回の両替で扱う紙幣や硬貨の合計枚数が五十枚を超える取引は、手数料二百円を取る。例えば、百円玉を持ち込んで一円玉百枚に両替した場合、手数料が元本百円の二倍かかる計算だ。五十枚以下の取引は一日一回に限り無料。ただ、新たに発行する両替取引専用のカードか、同行のキャッシュカードを持つ人しか両替機を利用できなくする。

 同行は「現金装てんなどの事務経費がかさみ、無料提供が難しくなってきたため」と有料化の理由を説明する。しかし今回の料金改定を知った利用者からは「ATM有料化以上に腹が立つ」と怒りの声も上がっている。窓口での両替は、従来から原則有料だった。

 他の大手行では、三井住友銀行が試行的に一部支店における両替機の利用を同行キャッシュカード保有者か事前申し込みのあった利用者に制限している。将来の有料化について、同行は「検討しているが時期は未定」と説明する。

 両替機の有料化の動きに対しては、銀行業界内にも一部批判があり、ある大手行幹部は「窓口を合理化して機械化しているのに、そこで対価を取るのは利用者に受け入れられないのではないか」と指摘している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030214/mng_____sya_____008.shtml

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