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2003年02月13日(木) 07時17分

NTT接続料、県内分は約12%値上げ 総務省案朝日新聞

 新電電がNTTの通信網を利用する際に支払う「接続料」について、総務省が諮問する03〜04年度案が明らかになった。都道府県の域内を結ぶ中継交換機(ZC)の接続料を、初めて約12%引き上げる案になっている。14日の情報通信審議会(総務相の諮問機関)に諮問するが、接続料の引き上げは通話料金の上昇につながりかねないだけに、審議会での反発も予想される。

 NTT接続料は、通信網の運営・維持コストと通話量の割合をもとに、算出される。通話量が減少すると、その分、接続料が上昇する。最近は携帯電話の普及で固定電話の通話量が減っており、引き上げの理由としている。

 一方、利用者の家まで結ぶ市内交換機(GC)の接続料は、約3%引き下げの案としている。ZC、GCの利用実績の割合はほぼ2分の1ずつのため、全体では平均4%台の引き上げとなる。

 さらに、03年度からは、接続料の決定時に予測した通話量より実績が15%以上減った場合、事後に一部を精算して追加引き上げすることも認める方向だ。固定電話の通話量がこのまま減り続ければ、引き上げ幅はさらに上昇する。

 現在、接続料はZC分が3分4.78円、GCは同4.50円。総務省案では、03年度にZCが同5.36円、GC分は同4.37円に変更される。

 03〜04年度の接続料をめぐっては昨年秋、情報通信審議会が、接続料を受け取る側のNTT東日本は引き下げ、NTT西は上げる初めての別料金導入を求める答申を出した。しかし、「通話料金の地域間格差につながる」として、NTTや与党が反発。02年11月の臨時国会で「接続料の東西均一」を決議していた。

(06:00)

http://www.asahi.com/business/update/0213/028.html

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