悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年02月13日(木) 13時59分

「カゼ薬副作用で死亡」と遺族が1億5千万円提訴読売新聞

 市販の風邪薬を飲んだ後、薬の副作用「スチーブンスン・ジョンソン症候群(SJS)」などで死亡したのは、副作用の危険性について説明を怠った製薬会社らの責任だとして、横浜市の女性デザイナー(当時31歳)の遺族5人が13日、製造元の「興和」(本社・名古屋市)と販売元の「興和新薬」(同)を相手取り、総額1億5000万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。

 訴えによると、女性は1998年2月初旬、風邪薬「コルゲンコーワET錠」を1週間に計42錠服用。服用中の同月7日、発熱などの症状が出たため、別の風邪薬を飲んだが改善せず、同月10日に入院した。

 皮膚や粘膜のただれ、意識障害なども起こし、皮膚科の医師に「コルゲンコーワの副作用によるSJS」と説明された。その後、症状の重い中毒性表皮壊死(えし)症に移行し、同年9月7日、死亡した。

 遺族側は「発症時に服用していたのはコルゲンコーワだけ。当時の添付文書にはSJSの危険性が書かれておらず、重篤な副作用に関する注意を怠った」と主張。両社は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

 SJSは抗生物質や解熱剤などの副作用とされ、全身に水ほうができるなどの症状が特徴。厚労省によると、97年度から3年間で882人の患者が確認され、うち81人が死亡。市販薬が原因とみられるのは全体の約6%という。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030213-00000206-yom-soci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ