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2003年02月12日(水) 21時51分

武富士放火殺人事件、小林光弘被告に死刑判決読売新聞

 青森県弘前市の消費者金融「武富士」弘前支店が放火され、社員ら5人が焼死、4人が重軽傷を負った事件で、強盗殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた同県浪岡町浪岡稲村、元タクシー運転手小林光弘被告(44)の判決公判が12日、青森地裁であった。

 山内昭善裁判長は、「犯行の結果はあまりに重大で、被告の生命をもって償わせるのが相当」として、求刑通り死刑を言い渡した。被告側は即日、控訴した。

 小林被告側は、公判で事実関係はほぼ認めたが、「人を殺すつもりはなかった」と殺意を否定していた。この日の判決で山内裁判長は、小林被告がガソリンスタンドで働いた経験があることなどから、「狭い店舗内に混合油をまいて点火すれば、瞬時のうちに爆発的な燃焼を起こし、人間が死亡する可能性が高いことを被告が認識していなかったとは到底考えられない」と指摘。

 そのうえで小林被告が、110番をされ、現金の要求も拒まれたことで「どうにでもなれ」という気持ちになって火を放ったとし、「確定的ではないが、未必的な殺意はあった」として、殺意を認定した。また、「犯行は思慮浅薄で、短絡的、勝手極まりなく、酌量の余地はみじんもない」と断じた。

 ◆弘前・武富士放火殺人事件=2001年5月8日午前10時50分ごろ、弘前市の消費者金融「武富士」弘前支店に小林被告が押し入り、ガソリン混合油約4リットルをまいて「金を出せ。出さねば火をつけるぞ」などと脅迫。店員が応じないと、小林被告は火を付けた紙片を投げ入れて混合油に引火させて逃走、従業員5人が焼死、店長ら4人が重軽傷。青森県警は昨年3月4日、似顔絵などから小林被告を緊急逮捕した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030212-00000411-yom-soci

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