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2003年02月07日(金) 03時01分
鶏肉偽装：丸紅畜産札幌の元幹部ら逮捕へ 「組織ぐるみ」追及（毎日新聞）大手商社・丸紅の子会社「丸紅畜産」（東京都千代田区）の鶏肉産地偽装事件で、宮城、岩手両県警は、不正競争防止法違反（原産地・質量等を誤認させる取引）容疑で、同社札幌出張所と、下請け会社の食肉処理加工会社「住田フーズ」（岩手県住田町）の元幹部らを７日にも逮捕する方針を固めた。両県警は、丸紅畜産の仙台営業所（昨年６月閉鎖）に加えて札幌出張所での偽装工作を解明し、同社本社の組織的関与を追及する方針だ。 調べでは、札幌出張所の元幹部は住田フーズに対し、０１年１２月〜０２年１月にかけて丸紅畜産側が輸入したブラジル産鶏肉７．５トンを国産のように偽装するよう指示し、偽装鶏肉を北海道の量販店など数社に販売した疑いが持たれている。住田フーズ元幹部は、丸紅畜産から仕入れたブラジル産鶏肉を「清流若鶏」の国産ブランドとして偽装した疑いがある。住田フーズは以前から国産鶏肉の大半を丸紅畜産に納入しており、札幌出張所の指示を断り切れなかったらしい。 両県警は先月２３日、丸紅畜産仙台営業所と別の下請け会社の計５人を詐欺と同容疑で逮捕・送検している。住田フーズはこのほかに仙台営業所にも偽装鶏肉を納入した疑いがあり、丸紅畜産側が組織的に輸入鶏肉の偽装工作を行った可能性もあるとみて調べている。 ［毎日新聞２月７日］ ( 2003-02-07-03:01 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030207k0000m040148000c.html |