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2003年02月06日(木) 03時01分

使途不明金:「コープ福婦」理事長の個人口座に80万円毎日新聞


 地婦連系の生協「コープ福婦」(本部・福岡市)で約4500万円の使途不明金が発覚した問題で、生協理事長の秋田幸子・全国地婦連会長の個人口座に、生協の現金が少なくとも2回計80万円振り込まれていたことが分かった。秋田会長は「急に必要になったから頼んだが、数日のうちに返金している」と釈明している。

 関係者や内部資料によると、福岡銀行大川支店の会長名義の普通預金口座に生協から振り込まれたのは94年10月4日の30万円と01年2月16日の50万円。

 最初は現専務代行の職員が振り込んだ。2度目に振り込んだ元職員の女性によると、秋田会長から電話を受けた専務代行から「これを振り込んできて」と現金50万円を渡された。女性は「閉店間際の福岡銀行県庁支店に駆け込んだ。私は大川市にある秋田会長の自宅住所を知らなかったので、生協に電話で問い合わせたため、よく覚えている」と言う。

 専務代行は「会長さんのご都合で、生協から2度振り込んだ」と事実を認め、「2、3日以内に返してもらった」と説明する。

 生協の約4500万円の使途不明金のうち、現金は2350万円で、帳簿上は生協にあるはずだったが、実際には95万円しかなかった。秋田会長は「借りたのはこの2回だけ。生協の現金を流用したことは絶対にない」と話した。使途は明らかにしていない。

 元職員の女性は「専務代行はいつも、秋田会長に『会長様』と呼びかけるほどで、会長に言われるがまま。生協の公的な金を個人に渡すのはおかしい。仮に戻していたとしても、会長の公私混同は大問題だ」と会長を批判している。

 【神戸金史、反田昌平】

[毎日新聞2月6日] ( 2003-02-06-03:01 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030206k0000m040159000c.html

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