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2003年02月06日(木) 21時24分

茶葉に“履歴書” 消費者の不信を解消へ−−県茶業界が来月から開始 /鹿児島毎日新聞

 県茶業会議所、県茶生産協会、JA県経済連など県内の茶生産業界が、3月1日からのスタートを目指して、お茶の生産履歴管理システム構築を進めている。
 食品への消費者の関心の高まりに対応するため、昨年から、業界全体で取り組んでいる。今年に入って、県内の主な茶産地で、茶農家や茶工場への説明や、研修などが本格化している。
 履歴は、各茶農家が茶畑ごとに、品種や植栽年、使用農薬の種類や濃度、使用日時、施肥の状況などを細かく記帳する。また農家から生葉を受け入れる茶工場は、取引先の農家の生産履歴を集めて保管するほか、自社の製造記録を記帳、保管する。茶市場を開設している社団法人県茶市場(鹿児島市)が、茶工場からこれらのデータを集めて管理し、商社などからの履歴の照会に応じる。
 3日に鹿児島市内であった「かごしま茶・生産履歴システム研修会」には市町村や県の農業改良普及センターの担当者や、JAの技術員など約160人が参加。県茶生産協会の永山明会長が「最近の消費者の食に対する不信、不満は強く、お茶業界でも取り組みを迫られている。3月1日からは、県内のすべてのお茶がこのシステムで生産され、履歴の要求に応えられるよう、農家に趣旨を徹底してほしい」とあいさつ。参加者は実際に農家が記入する台帳の形式などを熱心に学んでいた。
 県茶市場の吉山安夫専務は「昨年暮れごろから、飲料メーカーやスーパーも、履歴がはっきりしない茶は買わない方向になっている。農家の負担は大きいが、ブランドを守るため、やらざるを得ない」と話していた。【須藤孝】
 (この記事には図「茶生産履歴管理システム」があります)(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030206-00000002-mai-l46

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