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2003年02月06日(木) 00時00分

警察へのサイバー攻撃5万8000件 昨年10−12月 東京新聞

 全国の警察のコンピューターシステムに、世界各地からインターネットを通じて大量のアクセスを繰り返すなどの攻撃が、昨年十−十二月の三カ月間に約五万八千件あったことが六日、サイバー(電脳)テロに対応する警察庁の技術支援部隊「サイバーフォース」の監視で分かった。初めて監視をした昨年七−九月より約七千件増加した。

 警察庁によると、攻撃が最後に経由したサーバーの国別では、イスラエルが40・4%と最多で、次いで米国20・8%、日本9・0%、韓国7・2%などの順。

 前回監視(昨年七−九月)で20・6%と最多だったイタリアは六位の3・8%に激減、イスラエル(前回4・9%)と順位が入れ替わった。

 警察庁は「原因は分からないが、真の攻撃者が、攻撃の最終的な踏み台をイタリアからイスラエルに変更した可能性がある」と分析している。

 攻撃手法では、コンピューターがインターネットに接続されているかどうかや、どのようなプログラムを利用しているかを調べる攻撃の「準備行為」が前回同様、九割近くを占めた。

 約一割は誤作動を発生させるようなデータを送り付けるなど、コンピューターの乗っ取りや停止を狙った攻撃だった。

 イスラエル経由の攻撃はほぼすべてが準備行為で、韓国からは約8割が乗っ取りを狙っていた。

 (メモ)

 サイバーテロ インターネットなどのネットワークを通じてコンピューターシステムに侵入し、データを破壊、改ざんする手段で、国家や企業の重要システムを機能不全に陥れる行為。国民生活や社会経済活動に重大な影響を及ぼす可能性があり、電力、運輸、通信、金融のようなライフライン関連施設のシステムを狙った攻撃などが想定される。これらのシステムがネット上で相互に接続されていると、発生の危険性は一層高まる。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030206/eve_____sya_____003.shtml

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