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2003年02月06日(木) 20時43分
香川ファイナンスを出資法違反で摘発 容疑で代表ら４人を逮捕−−県警 ／香川（毎日新聞）◇法定利息の６０倍〜１００倍多重債務者を狙い、法定利息の約６０〜１００倍の高利で金を貸し付けていたとして、県警生活保安課などは４日、貸金業者「香川ファイナンス」（高松市川島本町）を摘発し、代表の同市一宮町、市原正平容疑者（２４）ら４人を出資法違反の疑いで逮捕した。 調べでは、市原容疑者らは、昨年１０月、県知事から貸金業の登録を受けた後、共謀。小額の金を借り受け、確実に返済すれば、高額の金を融資すると虚偽のダイレクトメール（ＤＭ）を県外の客を対象に郵送。ＤＭに対し、申し込んだ宮崎県内に住む男性（６１）に同１１月１２日、２万７０００円を男性名義の銀行口座に送金。約２０日間で、出資法で定められた利率（１日あたり０・０８％）の約８０倍の利息をつけ、計４万８０００円を市原容疑者名義の銀行口座に振り込ませた疑い。 県外の借受客から、「高い金利を支払ったのに３０万円を貸してくれなかった」との相談が県にあり、県警に通報した。 県警などによると、被害は４カ月で東北から九州まで約５００人、数千万円に上っている。 【大西岳彦】（毎日新聞） |