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2003年02月06日(木) 16時22分
＜日付改ざん＞調理用ヨーグルトを給食に納入 愛知のメーカー（毎日新聞）乳製品メーカー「愛知ヨーク」（本社・愛知県小牧市）の同県豊橋市にある営業所の豊橋センターで昨年１月、同社社員が調理用ヨーグルト「アシドフィルス」の品質保持期限の日付を改ざんし、小学校や保育園などに給食用として納入していたことが、６日までに豊橋市保健所の調査で分かった。同社は昨年３月にこの事実を把握し、関与の社員２人を処分し、同社の会長も代表権を返上したが、保健所には報告しなかった。保健所への匿名の情報提供で発覚した。同社によると、豊橋センターは昨年１月１０日、同県蒲郡市給食センターに紙パックのヨーグルト（１リットル入り）２９１本を納入。一部の製品の温度が食品衛生法で定められた温度を上回っていたため、全製品が返品。同センター勤務の社員が、うち１０５本を１月１７日から２６日にかけて、紙パックに記されていた「２３日まで」とある期限を２４日から２月２日までの日付に書き換え、出荷したという。 日付けが改ざんされた製品は、同県の豊橋市、豊川市などの小中学校や保育園など２０カ所に納入されたが、保健所に食中毒などの被害は報告されていない。 同社では昨年３月２９日に退職した社員から連絡があり、関与した当時の営業部次長（５８）とセンター長（４８）を呼んで事情を聞いたところ、２人は改ざんを認めた。同社は次長を諭旨免職、センター長を降格処分とした。 豊橋市保健所には今年１月２８日に匿名の情報提供があり、立ち入り調査。再発防止を指示したが、「１年を経過し証拠がなく、被害もなかった」ため、行政処分はしなかった。 知崎克彦総務部長は「会社の指示ではない。製品は１カ月たっても品質に問題はないため、社員は大丈夫だと思ってやったのだと思う。今後、管理体制を強化したい」と、話した。 【茶原正士】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030206-00001094-mai-soci |