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2003年02月06日(木) 00時00分

「催眠商法」で11人逮捕 3社摘発 東京新聞

 竹炭の繊維で作った布団を高額な値段で強引に売りつけたとして、神奈川、山梨両県警の合同捜査本部は六日、特定商取引法(威迫・困惑行為の禁止)違反の疑いで、茨城、宮城両県や大阪府の寝具・健康機器販売会社三社を摘発し、経営者や販売員ら計十一人を逮捕した。

 逮捕されたのは、いずれも寝具、健康機器販売会社の「ジュピター」(水戸市)代表取締役今出康彦容疑者(55)=青森県南郷村市野沢、「日商物流」(仙台市)代表取締役川松克己容疑者(46)=茨城県牛久市田宮町=のほか、大阪市西成区の「ケンテック」販売員ら計十一人。

 調べでは、今出容疑者らは一昨年十月から昨年二月ごろにかけ、山梨、神奈川両県内で、六十−七十代の高齢者らを戸別訪問したり、小物やチラシを配るなどして「イベントに来てください」と勧誘。集会場や民家の一室に設けた特設会場に集めて「手を挙げた人に景品をさしあげます」などと言って、ラップやたわし、穴あき包丁などの日用品を贈呈した。

 その上で興奮した高齢者らに「定価一組四十九万六千円の竹炭布団が、今なら何と三十万円」などと言って購入を勧め、拒否すると「おれの前で恥をかかせるのか」などと脅して売りつけた疑い。

 三社は関東地方を中心に全国各地で会場を設け、同様の方法で千人以上のお年寄りらに販売し、約三億円の売り上げを得ていたとみられ、両県警は裏付けを急ぐ。

 摘発された「日商物流」の前社長(52)は本紙の取材に対し、「多少の行き過ぎはあったかもしれないが、買う側は納得して買ってくれたと思う。価格も商品に見合った適正なもので、クーリングオフにはきちんと応じている」と話していた。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030206/eve_____sya_____007.shtml

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