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2003年02月02日(日) 03時50分

<出資法違反>容疑者の組員 過去にも貸金業経営 摘発契機に毎日新聞

 貸金業「アームズ」の出資法違反(高金利)事件で、実質経営者で指定暴力団山口組五菱(ごりょう)会系組員の福田健一容疑者(23)=同容疑で逮捕=が、かつて貸金業を直接経営していたことが、警視庁などの合同捜査本部の調べで分かった。摘発や行政処分を受けたのを契機に「裏の経営者」に変わっていた。捜査本部はアームズを含む闇金集団「FCグループ」が、違法経営が表面化するたびに店舗名や表向きの店長を代え、組織を拡大していたとみている。

 調べでは、福田容疑者は00年3月ごろ、渋谷区内で「ひまわり」の名称で貸金業を始めた。01年6月、顧客3人から法定上限金利の約20倍の利息を取り立てたとして警視庁に同容疑で逮捕された。1年間で約1億円を稼いだという。「ひまわり」は貸金業登録していなかった。

 一方で、福田容疑者は01年3月「ダイヤファイナンス」の名称で、新宿区内に自らを代表者として貸金業登録した。しかし、昨年4〜6月に、同店が詐欺的勧誘や恐喝にあたる取り立てをしていると都に苦情が殺到。都は同8月5日付で登録を取り消した。

 「アームズ」は、同6月20日ごろ、鈴木浩二容疑者(24)=同=を店長として営業を開始。9月10日には鈴木容疑者を代表者として都に貸金業登録した。顧客からの振込口座の名義は鈴木容疑者だったが、福田容疑者がキャッシュカード管理、営業指導、給与分配などを行い、実質的に経営を握っていた。

 捜査本部は、福田容疑者が「裏の経営者」に回り、同グループ約10店舗の管理にあたっていたとみている。また福田容疑者は昨年同会組員になっており、資金の流れを調べている。 【竹中拓実】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030202-00000115-mai-soci

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