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2003年02月01日(土) 03時01分

暴力団高利貸し、傘下の大半登録業者 客の安心に一役朝日新聞

 多重債務者を狙った貸金業「アームズ」の出資法違反事件で、指定暴力団山口組系組員、福田健一容疑者(23)=同法違反容疑で逮捕=が統括するヤミ金融業者グループの傘下店舗の大半が、東京都の貸金業登録を受けていたことが、警視庁と広島県警などの合同捜査本部の調べでわかった。悪質業者が国や都道府県の登録を受けていることを前面に出して営業している問題がこれまでも指摘されてきたが、摘発された業者の多くが登録業者だったことで、改めて論議を呼びそうだ。

 捜査本部の調べによると、「FC」と呼ばれていた福田容疑者のグループでは、アームズなど傘下十数店のうち、登録申請中や登録取り消しを受けた数店を除く約10店が、都の登録業者だった。融資を勧誘する電話では、都の登録業者であることを最初に告げて、客を安心させていたという。

 昨年11月に広島県警に逮捕された暴力団組長(33)が束ね、FCグループと顧客の信用情報を交換するなどの連携をしていた「AR」と呼ばれるグループでも、14店のうち、13店が都の登録業者だった。

 福田容疑者とこの組長の組は、いずれも静岡県内の山口組系2次団体の系列団体だった。捜査本部は、FC、ARの両グループが傘下の店舗を組織的に都に登録させ、優良業者を装わせていたとみている。

(03:00)

http://www.asahi.com/national/update/0201/006.html

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