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2003年02月01日(土) 00時00分
身に覚えない「出会い系」料金 請求トラブルが多発（神戸新聞）身に覚えのない出会い系サイト利用の請求書が届くトラブルが北播地域を中心に多発している。滝野町では急きょ、ケーブルテレビで注意を呼びかける放送を流したところ、「もう少しで支払うところだった」など被害防止の反響が出ている。 県立東播磨生活科学センターの調べでは、三木市、吉川町を含む北播四市八町で同トラブルの相談件数は百四十九件（二十八—三十一日）。請求書はすべて同じ文面で「携帯電話における出会い系アダルトサイトの利用代金」として一万九千四百円を大阪府内の銀行口座に振り込むように書かれている。さらに、三日以内に支払わない場合は、不良債権回収業者に債権が譲渡される▽年２９・０２％の遅延損害金が加算され続ける▽自宅や勤務先に回収員が直接訪問する—などの内容が記されている。同請求書は同一高校の卒業生男性に対して届いていることから、同センターは「同窓会名簿などが悪用されているのでは」という。 滝野町では、二十九日に同センターから同トラブルの相談件数集計のために問い合わせがあり、それまで同町では同トラブルの被害報告はなかったが、「知らない人も多いのでは」と、その日のうちにケーブルテレビで注意を呼びかけた。その結果、住民から「息子あてに届き、とりあえず支払わなければいけないのかと思っていたが、偶然テレビで目にし、助かりました」などの連絡が数件入ってきたという。 同センターでは「今後も被害は想定されるので、身に覚えのない請求書が届いても、支払わないように気を付けてもらいたい。支払ってしまった場合は警察に連絡を」と呼びかけている。 |