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2003年01月25日(土) 14時04分

<闇金融>貸金業者の店長ら2人逮捕 暴力団との関係追及毎日新聞

 法定金利を超える高金利で貸し付けする闇金融問題で、警視庁と愛知、広島、福島の3県警の合同捜査本部は25日、東京都内の貸金業者の店長ら2人を出資法違反(高金利)容疑で逮捕した。捜査本部は、店長らは顧客情報を交換し、違法な貸し付けや取り立てを行うグループを形成し、背後には指定暴力団山口組系の暴力団が関与しているとみている。捜査本部は「闇金ビジネス」で得た利益が、暴力団の資金源になっていたものとみて今後、実態解明を進める。

 逮捕されたのは、東京都渋谷区本町、貸金業、福田健一(23)と住所不詳、貸金業従業員、鈴木浩二(24)の両容疑者。捜査本部は同日、関係先など10カ所の家宅捜索に着手した。

 これまでの調べでは、この貸金業者らは、名簿業者から購入した多重債務者らの名簿を元にダイレクトメールを発送し、違法な高金利で貸し付けを行っていたとみられる。返済が滞った顧客に対し、グループ内の業者が返済日にあわせて貸し付けを行い、次々と利息分を顧客から取り立てていたという。

 捜査本部はグループ内に顧客情報を管理する「情報屋」が存在することを確認しており、この情報屋がグループ内の業者に顧客の借入残高や返済日などの情報を流すなど中心的な役割を果たしていたとみている。この運営に山口組系暴力団員が関与しているとみて、捜査本部は調べを進めている。

 警視庁生活経済課はこの暴力団の傘下には、今回摘発したグループ以外にも複数のグループが存在しているとみており、捜査4課などとともに特別捜査本部を設置、今後、資金の流れを追及する。

 闇金融問題をめぐっては、弁護士で組織する「ヤミ金融被害対策弁護団」(代表幹事、宇都宮健児弁護士)が昨年12月、闇金業者延べ2000社以上を約20都府県の警察に告発している。 【竹中拓実】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030125-00001050-mai-soci

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