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2003年01月25日(土) 09時31分

刑務所製シ給U造-高松の家具会社四国新聞

 高松市内の家具会社が一九九八年から昨年二月ごろにかけ、刑務所製品を示す「CAPIC(キャピック)シール」を偽造、無名メーカーの商品に約二万枚を張り、全国の刑務所展示会などで販売したとして、法務省矯正局が同社との取引を打ち切っていたことが二十四日、分かった。同社は刑務所の「協賛企業」で、刑務所製品を販売している法務省管轄の財団法人矯正協会(東京)も取引をやめた。(→関連記事

 輸入家具がCAPIC製品として販売されていた問題に続き、刑務所製品のずさんな管理体制の在り方が問われそうだ。

 矯正局などによると、シールは三・五センチ×二センチのだ円形で「CAPIC」の文字などが印刷されている。偽造シールは「CAPIC」の文字がやや太い以外は本物そっくりという。家具会社が九八年六月と九九年九月に合わせて六万枚のシールを偽造。約一万九千五百八十枚を八十六種類の家具などに張って、全国の展示即売会などで販売していたとしている。

 同社の偽造情報は、昨年二月、矯正局に匿名のメールで寄せられた。同社は当時、偽造を認め、矯正局は契約を打ち切った上、同社が誠意を持って対応したとして被害届は出さなかった。

 しかし、同社の社長(56)は「刑務所から納品した商品にシールがないことが多く、足りないときに張ろうと思った」と、偽造シールを作製したことは認めながらも、「刑務所製品でないものに正規のシールを張って売ったことはあるが、偽造シールを張った商品は販売していない」と反論。

 「ただ、矯正局からの指導もあり、騒ぎを大きくしたくないと思い、処分に応じてしまった」と話している。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/social/200301/20030125000090.htm

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