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2003年01月24日(金) 00時50分

<不当表示>輸入品を刑務所製として販売 公取が矯正管区に注意毎日新聞

 輸入家具に簡単な加工をした製品を受刑者の刑務作業で製作される「CAPIC(キャピック)」製品として販売し、法務省福岡矯正管区が公正取引委員会から景品表示法(不当な表示の禁止)に違反するおそれがあると口頭注意を受け、同種の製品の製造を中止していたことが分かった。

 関係者によると、法務省の認可法人の財団法人矯正協会と福岡刑務所は00年4月、福岡県宗像市内のスーパーで、刑務所製品の展示即売会を実施。その際、市内の家具会社社長から、東南アジア製の飾り棚が販売されていると指摘された。調べたところ、輸入業者からの委託で、輸入品に再塗装などして出品していたことが分かった。輸入品の加工自体は問題ないが、出品の際に原産国を表示していなかった。CAPIC製品は質の高さで知られており、公取委は「実際よりも優良だと消費者に誤解を招くおそれがある」として注意したという。

 法務省矯正局は同年5月、全国の刑務所に加工製品などは原産国を表示するよう通知。01年12月には刑務所作業製品を新たに定義し直し、付加価値を高める加工をしていない約50製品の製造をやめた。矯正局は「不当表示については認識が甘かった」とコメントしている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030124-00000136-mai-soci

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