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2003年01月23日(木) 03時40分
＜鶏肉偽装＞丸紅畜産の元東北営業部長ら５人逮捕へ（毎日新聞）大手商社・丸紅の子会社「丸紅畜産」（本社・東京都千代田区）の鶏肉産地偽装事件で、宮城・岩手両県警は、詐欺と不正競争防止法違反（原産地・質量等を誤認させる取引）の容疑で、同社の元東北営業部長ら５人を２３日に取り調べ、同日中に逮捕する方針を固めた。両県警は、丸紅畜産本社の組織的な関与がなかったか全容解明を進める。５人は、元部長をはじめ、元仙台営業所長ら同社の４人と、取引先の宮城県石巻市の食品加工会社専務。調べでは、同社の仙台営業所（宮城県利府町、昨年６月閉鎖）は、取引先の会社に指示し、９９年から昨年２月にかけ、ブラジル産鶏肉百数十トンを、自社国産ブランドの「チャンキーチキン」「ネッカチキン」などと虚偽の表示をして、宮城県内などのスーパーに卸した疑い。 県警は昨年６月、同社などを家宅捜索して資料を押収し分析を進め、輸入肉と国産肉の価格差が、販売先への詐欺に当たると判断した。 丸紅畜産の鶏肉産地偽装は昨年３月、景品表示法に基づく公正取引委員会の立ち入り調査で発覚。同４月には農水省が日本農林規格（ＪＡＳ）法違反で同社に改善指示を出し、公取委も景品表示法違反で同社に排除命令を出した。同社の西園仁社長（当時、同５月引責辞任）は「欠品を避けるため、各営業所でやったこと」と説明していた。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030123-00000129-mai-soci |