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2003年01月23日(木) 13時03分

鶏肉偽装事件で丸紅畜産元部長ら逮捕 詐欺などの疑い朝日新聞

 総合商社・丸紅の子会社で畜産業界大手の丸紅畜産(東京都千代田区)による鶏肉偽装事件で、宮城、岩手両県警は23日、当時同社の東北営業部長吉川章洋容疑者(47)=千葉県市川市=や仙台営業所長だった佐藤康容疑者(45)=宮城県石巻市=ら計5人を詐欺と不正競争防止法(原産地などの虚偽の表示の禁止)違反の疑いで逮捕し、丸紅畜産本社などを捜索した。両県警は、吉川容疑者が偽装を指示した疑いがあるとみて調べている。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも当時、仙台営業所の所長代理後藤達也(42)=横浜市鶴見区▽同営業係千葉真也(30)=宮城県塩釜市▽石巻市の食肉加工販売「杉山商店」専務杉山勇治(54)の各容疑者。

 調べでは、5人は01年9月から12月の間、杉山商店の従業員らを使ってブラジル産の鶏肉約40トンを「国産鶏肉」などと表示した袋や段ボールに入れて偽装。小売店などに計2トンを国産鶏肉と偽って販売し、代金計137万円を受け取った疑い。 仙台営業所(宮城県利府町、02年7月廃止)が外国産鶏肉を国産鶏肉として詰め替えた量は、99年度が33トン、00年度が39トンだったが、01年度は約70トンと急増したという。

 詰め替えは91年ごろから始まり、例年はクリスマスシーズンなど鶏肉がよく売れる年末の需要期に偽装していた。ところが、01年度は秋に牛海綿状脳症(BSE)問題が持ち上がり、鶏肉の需要が上向いたため、偽装の時期が早まった可能性があると両県警はみている。

 鶏肉偽装事件ではすでに、公正取引委員会が02年4月、景品表示法(原産国の不当表示)違反で丸紅畜産に排除命令を出している。

(13:02)

http://www.asahi.com/national/update/0123/013.html

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