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2003年01月22日(水) 19時20分

「霊能師」詐欺事件 狙われた女性たち「つい話を聞いてしまった」 /神奈川毎日新聞

 ◇通行中に不安感あおり
 「あなたの肩に霊が見える」「内臓がズタズタになっている」「3日以内に死ぬ」——。通行中の女性の不安感をあおって祈とうを勧め、除霊代名目で法外な祈とう料をだまし取っていた鎌倉市の自称「霊能師」グループによる詐欺事件。主宰者の宮崎俊一容疑者(55)ら9人が21日、詐欺容疑で県警に逮捕された。
 横浜市消費生活総合センターには、01年5月〜02年3月にかけ、グループによる被害を訴える相談が26件寄せられていた。全員女性で24〜45歳。テニスラケットや楽器ケースを持ち、一般の通行人を装って声を掛けるグループの手口に「たまたま通った人が、いかにも親切で教えてくれている雰囲気で、つい話を聞いてしまった」という被害者が多かったという。
 同センターによると、テニスウエアの男に「おはらいをしないと2日以内に死ぬ」と言われてホテルで祈とうを受け、150万円を支払った埼玉県の主婦(32)や、「1回でははらいきれない。月2回ずつ半年間通った方がいい」と言われて信じ込み、計95万円を支払った主婦(36)もいた。
 鎌倉市山ノ内の「祈とう所」近辺の住民の話によると、祈とう所で服を脱がされるなどして怖くなり、「警察はないですか」と近くの店に助けを求めて駆け込む若い女性もいたという。
 この日、祈とうを受けようと、祈とう所を訪れた横浜市の30代の女性は「信頼して通っていたのですが……。逮捕されたと聞いてびっくりです」と不安げに話していた。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030122-00000001-mai-l14

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