悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年01月22日(水) 21時37分

ヤミ金融145業者を一斉告発 京都弁護士会、出資法違反容疑など京都新聞

 京都弁護士会の有志会員30人が22日、出資法違反と貸金業規制法違反容疑で、延べ145のヤミ金融業者の告発状を京都府警に出した。また市民団体「京都クレジット・サラ金被害者平安の会」(京都市中京区)も同日、ヤミ金融業者の摘発強化を求める申し入れを府警に行った。

 出資法の法定金利(年29・2%)を超える高金利で貸し付けるヤミ金融業者の告発は、「全国ヤミ金融対策会議」が昨年12月から今月初めまで、17都府県で延べ約3000業者を一斉告発しているが、京都での一斉告発は初めて。

 告発状などによると、京都市や舞鶴市、東京都の業者で、府内の19人が被害に遭っている。小口融資が中心で、大半が無登録業者だが、東京都に登録していることから「トイチ」と呼ばれる貸金業者も多い。中には「利息が1日10割」(年利36500%)という業者もあるという。

 告発や申し入れの背景には、京都でもヤミ金融による被害の深刻化がある。同会の「クレジット・サラ金相談」の件数は、ヤミ金融に関する相談の増加で、本年度は過去最高の4000件に達する勢いだ。昨年度は3293件、月平均約270件だったが、昨年4月以降、月平均300−400件で推移している。

 利用者と家具や車を買い取る契約を結び、貸し付ける形でリース料名目の利息を請求する「家財リース金融」「車リース」など、ヤミ金融の手口の多様化も目立つ。

 告発人の1人で同会消費者・サラ金被害救済センター運営委員長の田辺保雄弁護士は「業者を根絶するには、警察の取り締まりや法規制が必要だ」と話している。

(京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030122-00000060-kyt-kin

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ