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2003年01月22日(水) 18時12分

闇金融の4人逮捕−出資法など違反の疑い山形新聞

 東京都内の闇金融業者による高金利融資事件で、県警生活保安課と南陽、小国の両署は21日、出資法と貸金業法違反の疑いで、経営者と従業員の男女計4人を逮捕した。4人は資金繰りに窮した自営業者らをターゲットに小口融資を繰り返し、最高で法定金利を約60倍上回る利息を不正に得ていたとみられる。

 逮捕されたのは▽東京都荒川区町屋3丁目、貸金業店経営山田栄一(27)▽埼玉県越谷市大林、同店従業員石塚陽(27)▽東京都荒川区町屋3丁目、同石山京介(27)▽同8丁目、同三野亜美(24)の4容疑者。

 調べによると、山田容疑者ら4人は共謀し、東京都荒川区内で貸金業店「オフィスエイワ」を経営。都に登録せず、去年1月22日から8月2日までの間、県内の自営業者など11人に対し、総額約690万円を貸し付けた貸金業法違反の疑い。

 さらに11月5日までの間、11人に総額約750万円を貸し付け、この貸付金に対する法定限度利息が約23万円であるにもかかわらず、約530万円超過する高金利を不正に得ていた出資法違反の疑い。

 4容疑者は立件された県内11人の被害者のほか、全国各地の自営業者らに不正融資を繰り返し、関東、東北を中心に26都県内の100数十人が被害に遭ったとみられ、去年11月末ごろまでに総額約1億円を貸し付け、数千万円の不正収益があったとみられている。

 山田容疑者らはおととし10月ごろから闇貸金業店を経営。多重債務者の名簿をもとにダイレクトメールや電話で融資話を持ち掛け、法定金利の4—60倍の暴利を得ていた。貸し付けは1人当たり5万—300万円で、大半は10万円前後の小口融資。去年8月中旬に貸金業登録を受けたが、法定金利を大幅に上回る利息を徴収し続けていた。

 去年春ごろ、男性自営業者が小国署に相談して事件が発覚した。南陽署でも同様の相談があったことから合同捜査態勢で内偵を続け、去年11月末ごろ、事務所などを家宅捜索し関係資料を押収、分析を続けてきた。

http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20030122/0000016097.html

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