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2003年01月21日(火) 00時08分
カギの業者が朝日新聞に勝訴（読売新聞）週刊朝日に虚偽の記事を掲載されたとして、カギ販売チェーン店「カギの救急車」（本社・福岡市）が、出版元の朝日新聞社などを相手取り、１０００万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が２０日、福岡地裁であった。杉山正士裁判長は「裏付けを欠いた記事で会社の信用を損なわせた」として、１１０万円の支払いを言い渡した。判決によると、記事は２０００年の１２月８日号に「チェーン店加盟者たちの怒りが爆発」との見出しで３ページにわたって掲載。会社は「九州に本社がある大手チェーン」と匿名で記述されたが、杉山裁判長は「匿名でも会社は特定できる」と判断。掲載前の２年間、加盟店が国民生活センターに苦情を寄せた事実はなく、「少なからず寄せられた」とする記述など４点について、「真実とは認められない」とした。謝罪広告の掲載は棄却した。 朝日新聞社広報部は「主張が認められず残念。判決をよく読んで対応を検討する」としている。 (1月21日00:08) |