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2003年01月21日(火) 19時53分

出資金損賠訴訟 会社側、全面的に争う姿勢−−静岡地裁 /静岡毎日新聞

 ◇「マルチまがいで詐取」
 「マルチ商法まがいの詐欺行為で出資金をだまし取られた」などとして、静岡市の主婦(57)が東京都内の健康食品会社などを相手取り、計約1200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が20日、静岡地裁(島田尚登裁判官)で開かれた。会社側は請求の棄却を求める答弁書を提出し、全面的に争う姿勢を見せた。
 訴えられているのは、東京都の健康食品会社「いちご倶楽部」、宝石販売会社「世界貿易コミット」とそれぞれの代表取締役ら3人。
 訴状では、いちご社は健康食品の販売をうたって最低50万円以上の出資金を募り、1年間でその2倍の配当を行うと宣伝。知人を通して勧誘を受けた主婦は01年11〜12月に約1400万円を、1年間で3倍以上の配当をうたったコミット社にも02年1〜3月に約1000万円を出資した。両社は当初配当金を支払っていたが、昨春以降は停止し、主婦が受けた配当は約1400万円にとどまっている。
 原告側は「新規会員の出資金を支払いに回してさらに新会員を募るしかなく、破たんは明らかだった」と主張。会社側は具体的な反論を示さなかった。【小林慎】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030121-00000007-mai-l22

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