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2003年01月21日(火) 15時20分

<暗証番号>入力盗撮されボックスの盗難続発 近畿のゴルフ場毎日新聞

 近畿のゴルフ場で、客の財布などを保管する貴重品ボックスから金品が盗まれる被害が続発している。客が暗証番号を入力する様子を小型カメラで盗撮する手口で、業界団体の調査では、この2年ほどの間に奈良を中心に大阪、兵庫、和歌山の1府3県で20件を超える被害があり、被害額は少なくとも千数百万円に上る。盗まれた財布にあったキャッシュカードで現金約200万円を引き出されたケースもあったという。各府県警は新手の窃盗事件として捜査している。

 調べなどによると、ゴルフ場に設置されている貴重品ボックスは、ボックスの番号と4ケタの暗証番号を入力して開け閉めする仕組みのものが多い。約50個のボックスに一つの割合で番号を入力するキーボードスペースが設けられている。キーボードは周囲から手元が見えないように手前と左右に仕切りカバーが設けられ、本人だけが打ち込んだ番号を確認できるように上部から見ることができる。

 被害は01年ごろから出始め、昨年夏から奈良県内で急増。いずれも暗証番号を入力されており、奈良県警などはどうやって番号を把握するのか、分析を急いでいた。

 昨年秋、同県内のゴルフ場で、キーボードがあるスペースの天井部分に超小型カメラが両面テープで張り付けてあるのを従業員が発見。同県警は何者かがあらかじめカメラを設置し、別の場所でモニターを通じて暗証番号を入力する様子を盗み見たと判断した。

 また、被害者のプレーが始まったころを見計らってボックスが開けられており、複数の人物が連絡をとり合っているとみている。

 一方、ゴルフ場側は不審人物に声をかけることを従業員に指示したり、貴重品ボックス周辺に防犯カメラを設置するなどして警戒を強化。大阪、奈良、滋賀、和歌山の計124ゴルフ場が加盟する東近畿地区ゴルフ場支配人会の防犯委員会は「暗証番号はキャッシュカードなどとは別にし、周辺に不審な物がないか確認してから入力を」とゴルファーに注意を呼びかけている。 【行方一男】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030121-00001079-mai-soci

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