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2003年01月21日(火) 13時41分
＜詐欺＞顧客から１千万円 豊田商事元幹部ら８人逮捕 警視庁 （毎日新聞）警視庁生活経済課と久松署は２０日、株式取引を装って顧客から約１０９０万円をだまし取ったとして、東京都中央区日本橋浜町の情報処理サービス会社「日新テック」元社長、橋本浩一容疑者（５９）と元幹部７人を詐欺容疑で逮捕した。橋本容疑者は金の金のペーパー商法で摘発された豊田商事の元幹部。同課などは４３都道府県の顧客約２３０人から計約４億８０００万円をだまし取ったとみて追及する。調べでは、橋本容疑者らは「絶対もうかる株がある。購入費の３割を出せば、残りは低利で融資する」などと電話で顧客を勧誘し、００年１１月上旬から０１年１０月にかけ、高知市の男性（４９）ら３人から現金計約１０９０万円をだまし取った疑い。証券会社側が株式購入費の２割を負担する「二八商法」に近い手口だった。 同社には元証券会社員ら二十数人の社員がいたが、実際には株取引はほとんど行っておらず、社員の給与などのほか、橋本容疑者がバカラとばくなどの遊興費に使っていたという。顧客のうち半数近くは７０歳以上の高齢者で、名簿業者から株取引経験者の名簿を購入して勧誘していた。 購入した株券は「会社で預かる」として、顧客には預かり証明書を渡して株券が存在するよう偽装。払い戻しを請求されても、別の株式への投資を勧めたり、分割払いにするなどと称してほとんど返金していなかった。 ８人のうち、橋本容疑者ら７人は容疑を認めているという。 【竹中拓実】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030121-00001064-mai-soci |