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2003年01月20日(月) 20時01分

大神被告、無罪を主張 ジー・オー詐欺事件産経新聞

 「高配当」をうたった投資名目で全国の135人から総額約13億円を詐取したとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)や詐欺の罪に問われた「ジー・オーグループ」の元会長、大神源太被告(40)らの初公判が20日、東京地裁(出田孝一裁判長)であり、大神被告は「詐欺はしていない」と無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、大神被告が1995年ごろから「貧乏人は欲が深いから、最初に餌に食い付かせれば損をしても食い付いてくる。最後まで搾り取ってやる」と口癖のように話し、集めた資金の大半を遊興費などに使っていたことを明らかにした。

 組織犯罪処罰法は2000年2月に施行。組織的詐欺罪は最高刑が懲役15年で、刑法の詐欺罪(懲役10年)より重い。この事件の立件額のうち、組織的詐欺の被害は約10億6800万円に上り、これまでで最大級。

 一緒に初公判を迎えたグループの元専務、多田藤憲(55)ら4被告は起訴事実を全面的に認め、審理が大神被告と分離された。

 罪状認否で大神被告は、ジー・オーの商法の正当性を主張。出資金を返せなくなったのはマスコミの報道のせいだなどと主張し「自由の身になったら必ず返還する」と述べた。

 起訴状によると、大神被告らは組織ぐるみで、通信販売事業への投資や株式購入で確実に高配当が得られるなどと虚偽の説明をし97年から昨年にかけ、茨城や埼玉、東京、福井、島根、愛媛各都県などの会員ら計135人から総額約13億4000万円をだまし取った。

 組織犯罪処罰法の施行後の被害について、同法が適用された。この日は起訴事実のうち、約2億9000万円分の被害について審理された。

http://www.sankei.co.jp/news/030120/0120sha059.htm

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