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2003年01月18日(土) 03時31分

<オウム真理教>観察処分を3年間延長へ 来週にも公安審が決定毎日新聞

 公安審査委員会(藤田耕三委員長)は17日、団体規制法に基づくオウム真理教(アレフに改称)への観察処分を3年間延長する方向で検討に入った模様だ。松本智津夫(麻原彰晃)被告(47)の教団への影響力は払拭(ふっしょく)されておらず、危険性は解消されていないと判断したとみられる。来週にも正式決定し、今月中に官報に公示する方針。

 観察処分は今月末で3年間の期限が切れるため、公安調査庁が先月、処分の更新請求をした。公安審は、教団側から反論の陳述書提出を受け、上祐史浩代表らから意見聴取するなどして、双方の主張を検討してきた。

 これまでの審査では、教団が進めた改革により松本被告の影響力は減少してはいるものの、現状では松本被告の意思が不明であるうえ、ロシアの信者が松本被告の奪還を企てたことなども考慮し「活動状況を継続して明らかにする必要がある」との判断に傾いているとみられる。

 ただ、観察処分を巡る訴訟の東京地裁判決(01年6月)が「処分の適用には、無差別大量殺人の準備行為を始める『具体的な危険』が必要」と厳格な法解釈を示したことから、公安審はこうした指摘も踏まえて、決定書の作成に向けた詰めの作業をしている模様だ。

 延長期間は現在と同じ3年とする方向。処分理由がなくなれば、公安審が職権で処分を取り消せることなどから、問題ないと判断したようだ。

 観察処分が更新されると、公安庁や警察は引き続き教団に立ち入り検査ができ、教団は構成員や資産について3カ月ごとの報告が義務付けられる。 【森本英彦】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030118-00000171-mai-soci

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