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2003年01月17日(金) 00時00分
競売で家購入→隣に９割もはみ出てた（朝日新聞・）競売物件の土地建物を買ったところ、家屋が隣の土地にまたがって建てられ、立ち退きを求められたとして、網走支庁常呂町の漁業木戸清次さん（５２）が国に慰謝料など約２８００万円を請求した国家賠償訴訟で、釧路地裁北見支部の寺本昌広裁判長は１６日、「裁判所の土地調査はずさんだった」との判断を示し、約２６０万円を支払うよう国に命じる判決を言い渡した。 判決によると、この物件は９８年１１月、釧路地裁網走支部が競売にかけ、木戸さんが落札した。裁判所の示した「土地の形状図」では、土地の中央に家屋が建っていたが、塀を立てるため測量したところ、家の建築面積の９割が隣の土地にかかっていることがわかった。 ９９年、木戸さんは隣地の地主に土地の買い取りを打診したが、逆に建物の撤去と立ち退きを求めて提訴され、敗訴した。 |
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