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2003年01月10日(金) 07時03分

宮城県に損害回復要求 カキ偽装“灰色”石巻の業者河北新報

 韓国産カキが宮城産と偽って販売された問題で、宮城県が景品表示法違反(立ち入り検査の拒否)の疑いでカキ仲買大手「住吉屋」(本社石巻市、猪又武社長)を県警に告発すると発表したことについて、同社は9日、「不十分な調査によって社名を公表され、損害を受けた」などとして、損害回復を求める申し入れ書を県に送った。1週間以内の回答を求めている。



 同社は県に200万円の損害賠償を求める訴訟を起こす方針で、「提訴する考えに変わりはなく、県の見解を確認したい」としている。損害額を算出中で、提訴時の賠償請求額は増える見込みだという。

 住吉屋側は、景表法に基づく立ち入り検査について昨年12月19日、県に文書で見解を示している。

 それによると、県が立ち入り検査の根拠とした景表法の規定について、「違反行為の有無に関する調査は、必要かつ合理的な期間に限定される。商品(カキ)の特性を考えた場合、期間は過去1週間か10日程度が相当で、前のシーズンに及ぶことはない」などと反論した。



 その上で「前のシーズンや、それ以前の取引を対象にした立ち入り検査は、法の範囲を超えているので応じられないが、今シーズン分の検査は受け入れる」としていた。

 県は昨年3月末以降、住吉屋側に任意で数回調査に入り、昨シーズン中に少なくとも約103トンの韓国産カキを仕入れて偽装した疑いを強め、11月に景表法に基づく立ち入り検査の受け入れを求めた。しかし、大半の検査を拒否され、12月19日には文書で検査拒否の通知を受けたとして、景表法違反の疑いで県警に告発することを決めている。

[河北新報 2003年01月10日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030110-00000008-khk-toh

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